還暦から始まり天寿に至るまで賀寿の数々。 ご長寿、おめでとうございます。 赤字は、令和6年の該当者(数え年による)の誕生年です。 |
かんれき 61歳 |
昭和39年生まれ 干支は、十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)の組合せで60通り。丸60年かかって生まれた干支に還ります(本卦還り)。おめでとうございます。 | |
かじゅ 61歳 |
昭和39年生まれ 『華』を分解すると(旧字体の草冠は+ +)、「十」が6つと「一」になります。つまり、6×10+1=61 おめでとうございます。 | |
ろくじゅ 66歳 |
昭和34年生まれ 99、88、77の賀寿はあるのに66はない。そこで日本百貨店協会が平成14年に“66=緑緑(ろくろく)、21世紀は環境の世紀”だと「緑寿」を提唱。まぁ兎に角、おめでとうございます。 | |
こき 70歳 |
昭和30年生まれ 中国の詩人:杜甫の曲江詩「人生七十、古来稀なり」から由来。昔は70歳まで生きる人は稀・希(まれ)だったので、古稀・古希を祝いました。おめでとうございます。 | |
きじゅ 77歳 |
昭和23年生まれ 『喜』の草書体を分解すると、「七」と「十」と「七」になります。室町時代から始まったご長寿の祝いを、お喜び申し上げます。おめでとうございます。 | |
さんじゅ 80歳 |
昭和20年生まれ 『傘』の俗字を上から読むと「八十」となります。80歳は還暦から数えて成人に当ります。かさねがさね、おめでとうございます。 | |
ばんじゅ 81歳 |
昭和19年生まれ 将棋盤のマス目の数は9×9=81となります。将棋界で、「半寿」を「盤寿」として祝い、それが一般に広まったものかと思われます。おめでとうございます。 | |
はんじゅ 81歳 |
昭和19年生まれ 『半』の旧字体を分解すると、「八」「十」「一」になります。めでたさも文字どおり半分と感じる方は「盤寿」として祝いましょう。おめでとうございます。 | |
べいじゅ 88歳 |
昭和12年生まれ 『米』を分解すると「八」「十」「八」になります。日本の食文化を代表するお米と、末広がりで縁起の良い数字八の組合せで、めでたさも格別。盛大に祝いましょう。おめでとうございます。 | |
そつじゅ 90歳 |
昭和10年生まれ 『卒』の俗字が、「九」「十」と読めることに由来します。ただし、お祝いに「卒」は適切でないと感じる方は「星寿」「鳩寿(きゅうじゅ)」として祝いましょう。おめでとうございます。 | |
せいじゅ 90歳 |
昭和10年生まれ 囲碁盤の星の数が9個あることから、囲碁界では90歳を「卒寿」を「星寿」あるいは「聖寿」として祝うそうです。おめでとうございます。 | |
ちんじゅ 95歳 |
昭和5年生まれ 『珍』の偏部(王)を「一」「十」「一」に分解して、右側の旁部は「八、三」とすると、1+10+1+83=95 おめでとうございます。 | |
はくじゅ 99歳 |
大正15年・昭和元年生まれ 『白』の字に、「一」を上に足すと『百』の字になります。99+1=100 あと一つでちょうど百歳。おめでとうございます。 | |
きじゅ 100歳 |
大正14年生まれ ちょうど100年、つまり一世紀を生きたお祝いです。かなり上だということで「上寿=じょうじゅ」、あるいは「百寿=ももじゅ」「百賀=ももが」として祝います。おめでとうございます。 | |
ちゃじゅ さじゅ 108歳 |
大正6年生まれ 『茶』を分解すると(旧字体の草冠は+ +)、「十、十」と「八、十、八」になります。10+10+88=108 おめでとうございます。 | |
こうじゅ おうじゅ 111歳 |
大正3年生まれ 『皇』の字を分解すると「白(=99)」と「一」「十」「一」になります。99+1+10+1=111 おめでとうございます。 | |
せんじゅ 111歳 |
大正3年生まれ 『川』の字の形は、数字の111に見えることが由来です。「皇寿」よりもシンプルに111歳を祝います。おめでとうございます。 | |
ちんじゅ 112歳以上 |
大正2年生まれ もう理屈などありません。とにかく、とっても“珍しい”というので「珍寿」。95歳を「珍寿」とする場合もあるので遠慮して「椿寿」としたのでしょうか?おめでとうございます。 | |
がんじゅ 119歳 |
明治39年生まれ 『頑』の字を分解すると「二」「八」「百」「一」「八」になります。2+8+100+1+8=119 おめでとうございます。 | |
せきじゅ 120歳 |
明治38年生まれ 『昔』の字を分解すると「廿(=20)」と「百」になります。20+100=120 おめでとうございます。 | |
だいかんれき 121歳 |
明治37年生まれ 「還暦」からさらに60年、二度目の還暦です。人間の限界を超えた長寿ですが、過去には鹿児島県徳之島の泉重千代(いずみ しげちよ)さん[1865(慶応元)年8月20日(旧暦6月29日)-1986(昭和61)年2月21日]が達成しています(現在はギネスブック非公認)。 | |
てんじゅ 250歳 |
正徳5年(西暦1715年)生まれ 「天寿」は、天が定めた寿命。「天寿を全う」など誰もできないのです。「天命」は、天から与えられた寿命。「天命を全う」できるよう、謙虚に生きていきましょう。 【考察:天寿】中国の李晴曇という漢方医が256歳まで生きたとされています(ギネスブック非公認)。また、人は25歳の朝飯まで成長すると言われ、「天寿」はその5倍の125歳とか10倍の250歳という説や、他にも182歳、240歳という説もあるそうです。でも『天寿って何歳?』と"天"に問う訳にもいきませんね。 |
数え年 | 生れた時点で1歳。正月を迎えるたびに1つ歳を加えます。 その年の誕生日以前は満年齢に2歳、誕生日以後は満年齢に1歳を加えたのが数え年。 生まれた瞬間に1歳になるのは、胎内にいるうちから生命と尊ぶ考え方なのでしょう。 現在では満年齢で祝うことも多くなっていますが、本来は七五三や賀寿など、数え年を節目として祝います。 |
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干支 (えと) |
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を順に組み合わせたもの。 10と12の最小公倍数は60。つまり、干支の組合せは60通りあります。 ちなみに、令和6年(2024年)の干支は、甲辰(きのえたつ)です。 |
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十干 (じっかん) |
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十二支 (じゅうにし) |
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