薬王園

JA沢田

 JA(農協)の合併を推進する中で、JA沢田は合併をしないで独自の路線を歩んでいます。これは何といっても、経営が優秀な内容だからです。独自でやっていられるのは、沢田の漬物、目薬の木のドリンクと、次々とヒット商品を生んだ実績に基づいたものと言えるでしょう。
 ヒット商品の誕生には、数々の必然性と経営戦略が必要です。それに、読みを超えた幸運も味方に入れないと大ヒットとまでは達しません。JA沢田のすごさは、この必然と偶然の両方が不可欠の大ヒットを連続して打ったことです。 
薬王園の誕生
 そのJA沢田が、ホームランを狙ってバッターボックスに立ちました。それが「薬王園」です。美濃原の大地に26fの広大な土地を確保しました。薬草の栽培園、薬膳料理を用意したレストラン、薬草の加工工場、メイン施設の薬王館…、国内最大規模の、中国や日本の薬草・漢方のテーマパークが誕生したのです。
 隣接地に、中之条町も、陶芸や木工、草木染めの体験工房を付帯施設として建設し、このJA沢田の「薬王館」を支援しています。そうです、これはもうJA沢田という一農協だけの勝負ではありません。中之条町の勝負なのです。
 ホームランというまでにはいかないようですが、平成8年5月にオープンしてから、順調に入場者があると聞きます。四万や沢渡温泉との観光資源としての相乗効果、地元の雇用対策、多額の補助金…この勝負は、いいの悪いのという問題ではなく、何とか成功してほしい、凡打では困る、そう思わざるをえないほどの勝負なのです。
 JA沢田の職員一人一人も必死な形相で取り組んでいます。しかし、必死だからといって、勝負の女神は微笑んではくれません。健康という、生命がある限り不変の命題を追い求めるJA沢田の薬王園に幸運あれと祈ります。

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